ダイエットに取り組んでいる人の中には、体の脂肪だけを落としたいと考えている人もいるのではないでしょうか?
脂肪だけを落としていくダイエットをする上で大切となるのが、筋力を維持することです。この記事では、ダイエットをしながら筋力を維持する方法について紹介します。
ダイエットで筋肉を失ってしまう原因
ダイエットの基本は、1日の摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにすることです。一方で、ダイエットをしている人に陥りがちなのが、摂取カロリーを抑えようとして極端な食事制限に走ってしまうこと。低カロリーの食事が続くと、脂肪だけでなく筋肉も一緒に減るので、結果的に痩せにくい体へと変わります。
もう1つ、ダイエット中に筋肉を失いやすいのが、有酸素運動です。ダイエットのためには運動が有効なことは多くの人が知っているでしょう。しかし、スリムな体を手に入れたい人の中には、有酸素運動のみをしている人も多いのでは?確かに、有酸素運動は脂肪燃焼の効率のよいエクササイズです。
しかし、有酸素運動は筋肉の維持にはあまり効果がありません。目標体重に達しても、メリハリのないボディになることも多く、注意が必要です。
ダイエット中に筋力を維持するメリット
ダイエットをしている人の中には、「筋肉をつけずに、できる限り細くしたい」と考えている人も少なくありません。体重の数値ばかりにとらわれすぎて、骨と皮のような体型になってしまう人もいます。
ダイエット中の人の多くが目指すのは、男性なら男性らしさ、女性なら女性らしさが感じられるような、美しい体型のはず。男女それぞれの体型の美しさを作り上げるには、筋肉量をアップすることが欠かせません。
ダイエット中の筋力維持は、理想の体型を作り上げるだけでなく、リバウンド防止にもつながります。体の筋肉があれば基礎代謝が維持されるので、やせた体を維持しやすくなります。
減量したい人は、筋肉を維持を意識したダイエットを行うことが大切です。
ダイエット中に筋力維持をする方法
間違った方法でダイエットを行うと、筋肉を維持することはできません。ここではダイエット中に筋力維持するポイントについて説明します。
1日のカロリーを減らしすぎない
ダイエット中に注意したいのが、1日の摂取カロリーを減らしすぎないことです。食事から取るカロリーを少なくすれば、最初の数キロは簡単に体重を落とすことはできます。
しかし、ここで注意したいのが減っている体重は、脂肪ではなく水分であること。食事量を抑え過ぎたダイエットは、女性に特によくみられるので、注意してください。
十分なタンパク質を摂取する
筋肉の元となる栄養素がタンパク質です。筋力を維持しながらダイエットをするのなら、食事の中で意識してタンパク質を取るようにしましょう。
タンパク質は、肉や魚、卵、大豆製品などに豊富に含まれています。1日に取りたいタンパク質の摂取量は、体重1㎏あたり1gのタンパク質量が目安になります。
1回の食事で吸収できるタンパク質には上限があります。ダイエット中に限らず、食事でタンパク質を取るときは、朝・昼・夕と分けて取るようにしましょう。
筋トレを取り入れる
ダイエットで運動を取り入れるときは、有酸素運動だけでなく、筋トレも合わせて行いましょう。筋力がアップすれば、基礎代謝が上がるので、効率よくやせることができます。
お腹のぜい肉など、特定の脂肪を落とすことはできません。しかし、気になっている部分の筋トレをすることで、引き締まってみえます。
ダイエット中の筋力維持にはジムでのトレーニングがおすすめ
ダイエット中は、食事に加えて運動を行うのが王道のやり方です。基礎代謝を上げて痩せやすい体を作るためにも重要となるのが、筋肉トレーニングです。ダイエット中の女性の中では、「筋トレで腕や足を太くしたくない」と考えている人もいるでしょう。
もともと女性はホルモンの関係で、筋肉が簡単につくことはありません。また、筋肉を太くするには、相当ハードなトレーニングとそれに勝る食事が必要になります。
筋肉維持しながらダイエットをするのなら、ジムでのトレーニングがおすすめです。自重トレーニングなど、マシンを使わない筋トレは家でもできますが、やり方を間違えると、足腰を痛めてしまう原因にもなります。
ジムには、パーソナルトレーナーもいるので、鍛えたい筋肉を意識した正しいフォームでの筋トレを指導してもらえます。筋トレをやったことのない人は、ジムでのトレーニングを検討してみるのもよいでしょう。
まとめ
厳しい食事制限や有酸素運動だけのエクササイズによるダイエットは、体の筋肉量を減らす原因になります。ダイエット成功後もやせた体重を維持するには、筋力の維持がかかせません。
バランスのよい食事や筋トレを取り入れて、筋力維持を意識したダイエットを行っていきましょう。
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