夕食抜きはリバウンドしやすい？やせるメリットとデメリット

ダイエット

2021.12.21 2019.10.12

今の体よりもやせている体型になりたい人の中には、夕食抜きダイエットに取り組んでいる人もいるのではないでしょうか？

夕食抜きダイエットをすると、すぐに体重が減っていることに気づくはず。一方で、夕食を抜きは、数あるダイエットの中でもリバウンドしやすいダイエットのひとつです。

この記事では、夕食抜きダイエットによってリバウンドが起こる理由や、対策について紹介します。

夕食抜きダイエットとは？

夕食抜きダイエットは、名前の通り夕食を食べないダイエット法です。1日3食のうち夜の1食を抜くことで、総摂取カロリーを抑えることができ、ダイエット効果があるとされています。

夕食後は寝るだけなので、体がそれほどエネルギーを必要としないという考えから、このダイエットが行われるようになりました。

「夜遅くに食べる太りやすい」といわれるように、遅めの時間にカロリーを取りすぎると、肥満の元になります。実際に夜10時以降になると、脂肪を蓄えるホルモンが分泌されるので、ダイエットのために夕食は軽めに取った方がよいといえます。

一方で、夕食を全く食べないと、空腹時間が長くなるため、心の負担も大きくなります。また、夕食抜きダイエットをすると、筋肉に蓄えられたグリコーゲンが分解されるため、最初の数キロはストンと落ちます。しかし、体が低カロリーの食事に慣れると、その後はやせにくくなる可能性があります。

夕食抜きダイエットで注意したいのが、リバウンドしやすいという点です。夕食抜きダイエットをしている人の多くが、目標体重を達成するまで、夕食を取らないというスタンス。反対に言えば、ダイエットが成功すれば、再び夕食を取る人がほとんどでしょう。

夕食抜きダイエットのように、食事制限だけでやせると、脂肪と一緒に筋肉も落ちるので、体の基礎代謝が下がります。ダイエット後に元の食事に戻せば、カロリーオーバーとなり、リバウンドを起こしやすくなります。

またダイエット中でも、夕食抜きによって食欲が爆発して、夜に高カロリーの物のドカ食いをしてしまった…ということも。キツイ食事制限でもある夕食ダイエットは、失敗しやすいダイエットのひとつえといえるます。

そもそも、日本の食文化は夕食を1日の食事にメインしている特徴があります。また、夕食は家族や仕事仲間、友人と一緒に取るという人もいるでしょう。食事は大切なコミュニケーションの場でもあり、夕食抜きダイエットをすることで、せっかくの機会が失われてしまうことも。

夕食抜きダイエットは、数字だけでみれば体重減少効果の高いのですが、リバウンド率が高く、人間関係にも影響が出るなどのデメリットが高いことを覚えておきましょう。

毎日忙しくて、ダイエットに取るための時間がなく、手っ取り早く夕食ダイエットをしている人もいるかもしれません。前述のとおり、夕食ダイエットはリバウンドしやすいので、おすすめのダイエット法ではありません。

「どうしても夕食抜きをしたい」という人におすすめなのが、夕食抜きを少しゆるくしたダイエット法です。プチ夕食抜きダイエットは、食事制限もゆるくなるので、リバウンドの確率が低くなります。プチ夕食抜きダイエットの具体的なやり方には、次のものがあります。

プチ夕食抜きダイエットをするときは、1食を丸ごと抜くのではなく、炭水化物を軽めにしてみましょう。具体的には、ご飯1杯を半分にするなどです。炭水化物を抜くのが苦ではない人は、夕食だけ炭水化物を抜くのもよいでしょう。

1日の食事のメインである夕食は、料理も凝ったものになりがち。夕食のメインになることも多い揚げ物は、脂質が多いので注意が必要です。プチ夕食抜きダイエットでは、煮る・焼くなどの調理法の料理を選びましょう。

ゆるめ夕食抜きダイエットをするときに、一緒に行いたいのが運動です。夕食抜きダイエットのように、食事制限だけのダイエットは、脂肪と一緒に筋肉も落ちやすくなります。

ゆるめの夕食抜きダイエットと並行して、運動を取り入れれば、体の筋肉が維持されるため、メリハリのある体型になることができます。自分1人で運動をする人が難しい人は、ジムでのトレーニングのおすすめです。学校や仕事が終わった後に、ジムで運動し、夕食を軽めに取れば、ダイエットのスピードもアップ。

理想の体型に近づきたい人は、軽めの夕食抜きにプラスして、ジムでの運動も取り入れてみましょう。

手軽にやせられる夕食抜きですが、その後食欲が暴走して、リバウンドを起こしやすいダイエットといえます。リバウンドを防ぐためにも、夕食を抜くのではなく軽めに取るようにしましょう。